昨日、せめてアンギオCT位はして広がり診断を
きちんとして、肝癌の治療をするべきとかきました。
火曜日の1例目は、アンギオCTがなければ治療できなかった
患者さんでした。C型肝硬変でChild Cに近い患者さんで
約5年前から、肝癌が再発を繰り返します。
S6の再発が疑われ、アンギオCTしますと、S8やS5にも
CTHA(肝動脈造影CT)で白くなる小さな結節がありました。
シングルレベルダイナミックCTしますと、やはり肝癌です。


それぞれ、末梢の栄養動脈にマイクロカテーテルを進めて
DSAでは写りませんのでサブセグメンタルCTAで確認して
門脈動脈同時塞栓療法しました。
結局17回もCT撮影しましたが、保険適応はありませんので
私の持ち出しです。アンギオCTがあると治療の精度は
格段にあがりますが、装置が高価なことと保険適応が
無いことが問題です。
わたしのところでは、16列のコンパクトMDCT,
東芝のアクティビオンを使用し、ふだんは普通のMDCTとして
使用し、必要な時にフィリップスの外科用イメージ, プルセラを
組み合わせてアンギオCTとして使用していますので
19床の医院でも、なんとか維持できています。
装置も高価ですが、維持も大変です。CTはX線を出す
管球は消耗品で、定価1200万円の管球を1年半ごとに
変えなくてはなりませんが、東芝さんの好意で安くしてもらっています。
経営とレベルの高い医療を両立させるのは
大変なのですよ。
今日も手術が2例あります。
ガン張りますか・・!!
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