fc2ブログ
おはようございます。

昨日の手術は、広島から来られた巨大大腸がん肝転移の
患者さんが胆管閉塞で黄疸が出ており、先に胆管ドレナージ
ステント挿入術をしてもらうため、市内の病院に転院されましたので
1例となりましたが、とても勉強になりました。

C型慢性肝炎がインターフェロンで治癒して、4年目の患者さんの
フォローの年1回の造影CTで、肝左葉と右葉に2個の
小さな早期濃染結節があり、アンギオCTしました。

肝左葉の結節は、シングルレベルダイナミックCTで
コロナが見られ、肝癌と診断し、1.6Fr.ノマイクロカテーテルを
S3の枝にすすめ、門脈動脈同時塞栓療法しました。
S8の小結節 左葉の肝癌


右葉には、いくつかCTHAで白くなる小結節ありましたが
いずれもAPシャントで、経過を見ることにしました。
治療後 S3の枝を治療しました

アンギオCTは、門脈血流、動脈血流を別々に観察でき
シングルレベルダイナミックCTで、動脈血流の血行動態を
動画で観察でき、肝癌をきちんと診断できますし
mm大の転移巣も見つけられ、とても重要な肝癌の検査です。

保険適応がないので、普及していませんが、これがないと
肝癌の的確な診断が難しいと思います。

-----------------------------------------------------------
◆ブログランキングに参加してみました。
 皆様の応援がこれからの励みになりますので
 よろしければ、下記バナーを1日1回、クリック頂けますと幸いです。
 これからもよろしくお願いいたします。

  ◆にほんブログ村へ    →  にほんブログ村 病気ブログへ

  ◆人気ブログランキングへ →  人気ブログランキングへ
                      人気ブログランキングへ

  ◆FC2 Blog Rankingへ   →  



テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック