土曜日、会社検診の胃透視でひっかかった患者さんが
二次検診にやってきました。症状はありません。
胃には、胃角後壁に比較的正常な胃粘膜を被った
かなり大きな隆起病変があり、CTの画像をみると
GIST(胃間質腫瘍)など胃粘膜下腫瘍が疑われました。

生検し、食道を観察しながら抜いていきますと
喉頭に隆起病変があり、喉頭がんが疑われます。

話を聞きなおしますと、時々声が出にくいことがあるとの
ことでした。さっそく市内の大きな病院の耳鼻科と外科を
紹介しました。まだ声帯を温存できそうで、今なら
声を失わずにすみそうです。
当院では、胃カメラ時に食道から、喉頭まで観察するように
しています。時々、早期の喉頭がんが見つかります。
GISTは、胃や腸の粘膜下にできる間質腫瘍で、準悪性腫瘍で
多くは切除で治りますが、ときどき転移しますが
特効薬があります。
胃カメラ検査はいやなものですが、すすんで年1度は
受けた方が良い検査です。
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