Aさんは、カナダ在住の日本人です。
まだ40代ですが、昨年の10月、閉塞性黄疸で
カナダの病院で、肝内胆管がんと診断され
PTCD(経皮的胆管ドレナージ)を受け、減黄して
12月、私をたずねて来ました。
かなり進行した胆管がんで、まずは外科との充分な
コンサルトが必要で、阪大を紹介しました。
残念ながら、外科切除、移植ともにできないとのことで
大阪市内の総合病院で、ステント挿入と抗がん剤治療を受け
先週、私の医院に入院しました。
木曜日、アンギオCTしますと、胆管がんは
肝臓の中心部全体にひろがり、肝動脈の右、左の分岐部を
噛んでおり、右肝動脈は、消えており、左にも浸潤していました。



幸いに、がんの栄養動脈は、S4の枝と、胆のう動脈で
残っていましたので、1.6Fのマイクロカテーテルをすすめ
「門脈・動脈同時塞栓療法」しました。



わざわざ、カナダからきてくれましたので、なんとかして
このがんは、やっつけるつもりです。
日曜日、朝早くから、唐戸市場に行きました。
患者さんの喜んでいる顔が見たいものです。
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