ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
夏も終わり、
夜はずいぶん涼しくなってきましたね
昨日は、
家族と
留学していたスウェーデンのラボに
いくつかお祝いのプレゼントを
探しに行きました
良いものが見つかりました♪♪
さて、
本日ご紹介しますのは
進行した肝臓がんに対する治療
肝動注化学療法の種類について
肝動注化学療法には
使用する抗癌剤によって
いくつかの種類があります
シスプラチンと5-FUを使用するのが
10年以上前から行われている
Low dose FPです
5-FUのF
シスプラチンはCDDPと表現されますのでP
Low doseとは少ない量のという意味です
私の所属する大学でも
このLow dose FPは当初から行っていて、
2002年には先輩が論文にも書いています
その効果としては、
奏効率が30-40%
Low dose FPは
抗癌剤の感受性があう肝臓がんであれば
長期的な生存が期待できるのですが、
癌の大きさが大きい場合や
門脈への浸潤が進行している場合には
効果を出すのが難しいという問題点がありました
その中で、
粉末のシスプラチンが開発されたことから
シスプラチンと油の造影剤リピオドールと混ぜて投与する事が
できるようになり、
それと5-FUを組み合わせた
New-FP療法が考案されました
そのNew-FP療法の考案者が
私の肝臓癌治療の師匠の一人なのですが・・・
New-FP療法は
リピオドールと混ぜる事で、
大きな癌にも、進行した門脈浸潤にも
対応が可能となりました
結果として、
奏効率が70-80%に向上したのです


この画像の方も
前医で
Low dose FP療法を受けてきました
半年近くの経過で、
肝臓癌は大きく育ち、
岩本内科に来られました
New-FP療法を開始しました

私が言いたいのはLow dose FPも悪い治療ではありません。
ただ効かない場合には早いうちに判断をして、
次の治療に、特にNew-FP療法に移行するべきだと考えます
・・・ですが、まだNew-FP療法は限られた施設でしかやれていないのが現状なのです・・
さて、
今週も
とても濃い治療が満載です
ガンばりますか!!
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