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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

肺転移を有する肝臓がんは
効果のある治療方法としては
経口の抗癌剤“ネクサバール”しかありません


今後、いくつかの承認される予定の薬剤もありますが
もう少し時間がかかりそうです


肺転移の治療でも
カテーテルを使った治療が行えないかという
試みも日本の中でも
限られた施設で行われています


今回、ご紹介しますのは
肺転移に対する岩本内科でのカテーテル治療の一例です

この患者様は
関東の病院で
これまで治療をされていて、

治療が効かなくなり、
ネクサバールを勧められた事をきっかけに
岩本内科に来られた方です


ネクサバールも良い薬剤だと私は思うのですが、
抗癌剤と聞くと抵抗がある患者様も多いのです
よく話をしてご理解頂いてから、お勧めすべきなのですが・・・


肝臓内に数十個の多発する再発
前医では気付かれていなかったのですが、
多数の肺転移も認めている状態で、来られました

まずは、肝臓内の癌を制御する事が大切ですので
治療を行い、
肝臓内は一部の再発を残す以外は
ほとんど消失した状態まで到達しえました



その経過中、肺転移の方が増大してきましたので
しっかりと病状をご理解して頂き
ネクサバールを内服して頂いたのですが、
癌の勢いが抑えられないので、


肺転移にもカテーテル治療を行う事としました

肺転移は多くの場合、
気管支動脈から栄養されますので
カテーテルで選択的にその動脈に挿入



左気管支動脈
画像を見ると肺転移でも、
かなりの血流を有しているのが分かります

アンギオCTを撮り、
安全に投与できるかを確認した後に

ビーズと呼ばれる抗癌剤含有の塞栓物質を
逆流が無いように慎重に投与しました


左気管支動脈治療後
治療後、腫瘍内は投与した抗癌剤と塞栓物質で
充満しており、
充分な効果が期待できます


カテーテル技術、治療薬剤の進歩により
様々な病態の癌で
この様な治療が行える可能性が膨らんでいます


これまで治療が出来なかった方、
治療手段が少なく未治療となっていた方

特に、転移性肝癌、肺癌などの患者様にも
新たな治療方法が提供できるかもしれません


この方は、
肺に加えて、肋間動脈から栄養される
肝臓内の癌にもビーズを使ってうまく治療する事ができています


肋間動脈
肋間動脈治療後


少しでも良い治療が提供できる様に
日々、進化を続けます!


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