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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

本日ご紹介しますのは
少し特殊な肝臓がんの治療です

山口県から来て下さいました

諸説ありますが・・・
典型的な肝細胞癌というのは
肝細胞が癌化したものをいいます

また肝臓から出てくる別の癌の種類として
肝内胆管癌というものがあります

これは肝臓の中の胆管系の細胞が癌化したものを言います

その癌の起源を細かく言うと、
もっと複雑な話になりますので割愛します

今回ご紹介しますのは
肝細胞癌の性質と
肝内胆管癌の性質二つをもっている可能性のある癌

そういうものを混合型肝癌と呼びます

この患者様は
去年の夏前にCTで肝臓の腫瘤を指摘されました

前医で色々と評価し
手術を勧められたのですが、ご高齢であることなど
幾つかの事があって手術は受けておられません

その後内服の抗癌剤だけで様子を見ていた様ですが
次第に増大してきたとの事で、

他の治療が行えないかという事になり、
7月に入って岩本内科に来て下さいました


画像で評価してみますと
肝臓のS4,8と呼ばれる領域に
13cmを超える巨大な腫瘤を認めました


治療前DSA
治療前Angio CT

通常
典型的な肝臓がんの場合は
動脈撮影で白くなるのですが、
この癌はほとんど白くなりません


腫瘍マーカーも
典型的な肝臓癌で上昇するPIVKA-2と
胆管癌などで上昇するCEAが増加しており、
どうも二つの性質を有する混合型の様です


混合型肝癌の場合は、
抗癌剤や塞栓治療に対して抵抗性を有する場合もありますので
治療戦略の組み立てが非常に難しいのです


まずは、
全肝分布投げ込み法
肝動注用のカテーテルを留置して
New-FP療法を行う事としました

留置

ご高齢であったり、
基礎疾患を持っていたりしますので、
慎重な治療が必要でした


治療後のCTを見ますと、
良い分布で薬が流れています
また、血流の少ない癌ですが薬剤は溜まっている事が確認できますので
良い徴候と言えます


治療後CT


ご本人もご家族も
相当な覚悟を持って当院まで来られたようで、
それにちゃんと応えられるよう
全力でガンばります


今日は、
岩本内科で外来をした後に、
大学で教育についての話し合いで発表しなければなりません

医師の育成にはもともととても興味がありますので、
楽しみです


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テーマ:
ジャンル:心と身体
コメント
わかりやすいご解説ありがとうございます。
ありがとうございました。

薬が滞留し、がんの制圧が少しでも進むことを祈っている家族です。

本人(父)の気力が維持できるよう家族としても全力で支えていきたいと思います。

特殊なガンにおののいていますが、どうかよろしくご対処お願いします。
2016/07/29(Fri) 22:34 | URL | 山口県 | 【編集
お返事
コメントありがとうございます。
ご家族の協力があって、癌の治療は前に進めます。是非、一緒によろしくお願いします。
特殊なガンと書いてしまいまして、申し訳ありません。治療するという事においては変わりはありませんので、全力で向かっていきます。
2016/07/31(Sun) 22:12 | URL | 2代目ガンちゃん先生 | 【編集
コメントありがとうございます。
本当に特殊なものですから、特殊と書かれて一向に差し支えございません。
昨日も見舞いに伺いまして、薬がうまく滞留している旨を伝えると本人も喜んでいました。
本日、親父から九重親方の訃報をすぐ電話で伝えられましたが、「お父さんは、まだまだ生きる。生きないといかん」と力強く言っておりました。
今後もよろしくお願いします。
2016/07/31(Sun) 23:27 | URL | 山口県 | 【編集
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