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おはようございます。山口です。

今週の火曜日に多発性肝嚢胞(のうほう)の患者さんの治療を行いました。

嚢胞といっても、
通常の肝臓にできる1個や2個の嚢胞でなく、
正常な肝臓を埋め尽くすほど多発し続けるのです。

多発性肝嚢胞
これが多発性肝嚢胞の肝臓です。

多発性肝嚢胞は遺伝性疾患と言われているのですが、
まだこれといった治療法がなく、
最終的には移植が推薦されています。

今回の患者さんも、かなり進行した状態で、切除不能と判断され、
当院を頼って来られました。

癌とは違い、動脈を沢山呼んで大きくなるわけではないので
血管をやっつければ嚢胞が小さくなるというものでもなさそうですが、
塞栓術が良く効いたという報告もあり、
患者さんと十分な話し合いのもと、
当院での塞栓術(今回は門脈動脈同時塞栓療法ではありません)を行いました。

いざアンギオをしてみると、
やはり、大きな嚢胞が肝全葉を埋め尽くし、
正常肝はわずかに存在するだけでした。

残る正常肝をやっつけず、
嚢胞だけが栄養される動脈を見つけ、
今回はA6領域のみの塞栓術を行いました。

結果は1か月後のCTで判断できるのですが、
少しでも嚢胞が無くなったり、小さくなればと期待しています。

劇的な変化はないかもしれませんが、
根気よく一つ一つやっつけて正常肝が増えてくるようガン張ろうと思います!






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コメント
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2015/03/12(Thu) 19:05 |  |  | 【編集
お返事
いつも貴重なコメントありがとうございます。先日の御教授も恐れ入ります。先生御指摘通りです。気を付けて精進してまいります。今回コメントに対しても理事長及び大学からの派遣医師ともご相談させて頂いております。今回はビーズではなくスポンゼル単独です。ビーズも検討しておりますが、患者様の同意も必要で、今色々な塞栓物を検討しております。動注含め機会がございましたら是非貴院にもアンギオの研鑽に行かせて頂ければと思っております。先生御許可がございましたらその時は宜しくお願い致します。
2015/03/14(Sat) 09:06 | URL | 山口泰三 | 【編集
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