fc2ブログ
ブログランキングに参加してます 
ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     

こんばんは。山口です。

早いもので、もう3月ですね・・・!

2代目ガンちゃん先生が帰って来られ、
診療体制が変わったのでお知らせ致します。

火曜・金曜・(土曜)が2代目ガンちゃん先生の診療で
水曜日と(木曜日)は久留米大学の先生が来て下さることになっています。
(もちろん、僕はいます!)
今後とも宜しくお願い致します!

さて、本日紹介する症例は
83歳の女性の治療です。

2年前より当院に来られたのですが、
小さな再発の都度、ガンをやっつけてきました。

高齢者への治療は、
体力のことも考え、
より肝臓に負担がかからないような治療を行う必要もありますし、
やはり、在宅復帰に支障が来ないように
なるべく短期間で退院できるような治療を行う必要があります。

今回は肝S7に再発を認めたのですが、
アンギオCT

血管の根元にガンがあり、
血管造影

どうしても周りにも薬が流れてしまうのですが、
ガンだけをやっつけるよう慎重に
マイクロカテーテルを末梢まで持っていき、
しっかりと門脈動脈同時塞栓療法を施行しました。
治療後CT


高齢者への治療方針を決定する上で大切なのは、
本人自信が「治療したい」と思われ、
体力的・精神的に治療に耐えれるかどうかの判断です。


もちろん、高齢者は他の疾患を抱えていることが多いですし、
入院期間が長引くと、ADL(日常生活活動)が急激に落ちてしまいますので
治療に耐えうるかどうかの判断は
ハードルが高くなってしまいます。

しかし、肝臓だけでも最小のダメージで済むよう、
より末梢での治療を行って負担を軽くし、
入院期間も最小限にすることで、
高齢者の治療も患者さんのADLを落とすことなく行うことが出来るのです。

ちなみに・・・、
日本人の80歳女性の平均余命11年と言われています。
(平均寿命はあくまで若くして亡くなる方も入れての平均ですので、
平均寿命86歳より余命は長く、男性だと80歳で余命8年と言われています。)


つまり、肝癌での生存率を考えた際に、
80歳でも、無治療での余命と、
治療を行っての余命は大きく違うのです。

これでまたガンはゼロですし、
本人も食事もしっかりとられ、ガン張られています。

これからも元気で長生きして欲しいです。




岩本内科医院では、医師・看護師を募集しております。ご興味のお有りの方は是非、ご連絡下さい。お待ちしています。 

にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     

ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、上のマ-クをそれぞれクリックお願いします!
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック