おはようございます。

今日は初代ガンちゃん先生の月命日です。
突然の死去からもう一か月も経つのかと、
改めて時の経つ早さを感じます。
どんな事があっても、ちゃんと変わらず時は過ぎ、悲しさ・寂しさを
流してくれるはずです。

昨日、僕と山口新院長とで行った血管造影手術の方を紹介します。
70歳代の慢性C型肝炎の男性の方です。
去年の11月、他院で肝臓がんを指摘され
血管造影下の治療 (肝動脈塞栓術)を受けられました。
その後、すぐに再発を認め当院で治療することになりました。
他の持病として、血小板減少症を患っていましたので、
それを治療しながらの肝臓がんに対する治療を行いました。

血管造影を行いますと、前回他院で治療した肝臓の右上の
部位から再発していました。
血管造影

さらに、血管造影下のCT (アンギオCT)を行いますと、
これも前回他院で治療した肝臓の左側の部位、
それと新たに肝臓の右下に計3-4個の再発を認めました。
アンギオCTで評価するからこそ、自信をもって小さな再発も
診断することができます。
血管造影下CT(アンギオCT)

それぞれの再発を栄養する腫瘍動脈にマイクロカテーテルを挿入し、
門脈動脈同時塞栓療法を行いました。
治療後のCTでそれぞれの再発にしっかりと薬剤が
貯留しているのが分かると思います。
これで、一旦再発は完全に無くなります。
治療後の血管造影とCT

門脈動脈同時塞栓療法を行うときは、
癌を栄養する腫瘍動脈にマイクロカテーテルを挿入します。
これは、癌以外の正常な機能を持つ肝臓には薬剤を流さないためです。
ですので、全体の肝臓の16分の1、32分の1といった
非常に限られた領域を栄養する肝臓の動脈にカテーテルを挿入します。
今回の治療の写真でも、腫瘍の周りの一部のみ、
薬剤が貯留しているのが分かると思います。
これが、非常に神経を使う作業になります。

最終的に挿入する動脈のサイズは1ミリ程度で、
カテーテルをガイドワイヤーという細いワイヤーで操作しながら、
挿入していきます。分かりやすく言うと、
1メートル先の針穴に糸を通す様な感覚です。・・・
と言うのは言い過ぎかもしれませんが・・・
そうする事で、少しでも正常な肝臓を守りながら、
癌だけを壊死させることができ、良い治療効果が得られます。
それをやるだけの価値があります。

今日も治療です。
月命日ですし、気持ち新たにガン張りますか。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体
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