昨日も忙しい外来のあいまに、食道静脈瘤の治療をしました。
肝硬変や肝がんになると、消化吸収した血液を肝臓に送る
門脈という血管の流れが悪くなり、門脈圧亢進症という状態になります。
食道静脈瘤ができたり、腹水が溜まったり、アンモニアなどの有害物が
身体にたまり、肝性脳症を起こしたりします。
食道静脈瘤は食道の内面に、静脈の瘤ができますのでひどくなると
破裂して大出血の原因になりそのまま死亡することが多いのです。
肝癌治療5年目の患者さんです。肝癌切除後再発し、門脈動脈同時塞栓療法で
再発肝癌をけしました。カメラでF2の食道静脈瘤が見つかりました。
red color陽性の血豆様の小さな瘤をともなっています。

これが2か月後のカメラでひどくなってきているのが観察され
破裂の可能性ありと判断し、患者さんも望まれますので、昨日
食道静脈瘤内視鏡結紮術(EVL)をしました。

10か所あまり、食道静脈瘤をゴムの輪っかでしばりました。
特にトラブルなく終わり患者さんは元気です。
今日も手術があります。
ガン張りますか・・!!
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