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 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

本日ご紹介しますのは、
東北地方からご来院の
進行肝細胞癌の患者さまです

前医では積極的な治療の打つ手なし
という事で・・・
ご家族が一生懸命探されて
岩本内科に行きついて下さいました

肝臓がんの状態は
門脈本幹へ浸潤した
ステージ4a
の状態です

angio CT

治療戦略は
肝動注化学療法 New-FP療法

門脈動脈同時塞栓療法です

動注用にカテーテルを留置する時には
癌がある肝臓には薬剤を流しても良いですが、
その他、胃、十二指腸、膵臓などの他の臓器には
薬剤を流してはいけません

その為に、金属のコイルと呼ばれるもので
他の臓器に流れる動脈は詰めてしまいます

肝臓にいく動脈の中に、
胃や十二指腸などにいく動脈が隠れています

それらを見つけ出して、コイルで塞栓しなければなりません

例えば、これは肝臓に流れる動脈ですが、
この中に胃に流れる動脈が隠れています


PHA
矢印の辺りに隠れているのですが、ほとんど見えません

こういう場合は、コイル塞栓をしなくても良いと考える医師もいるのですが、
私の考えでは、出来る限り安全に治療をする為には
コイル塞栓するべきと考えています

胃の動脈は見えませんが、
経験的にどこから分岐するから分かっているので、
探ってみると
やっぱり隠れていました

tiryougo

安全にコイル塞栓ができて、
カテーテルを完璧な形でいれる事ができました

安全な肝動注化学療法
カテーテル治療には

正確な技術
豊富な経験
そして、確実に治療する為の根気
が必要です

さて、
本日も沢山の治療が待っています
ガンばりますか


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