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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

桜も満開
春ですが

まだまだ冷えますね

もうポカポカ陽気でいいのですが・・・

本日ご紹介するのは

非B非C肝癌と呼ばれる
肝臓がん です

非B非Cとは・・・

肝臓がん(肝細胞がん)は
多くの場合、
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスから
肝炎が起き
肝硬変、肝臓がんを発症していきます

ですが、
このB型、C型から肝臓がんを
発症する場合があり、

それを非B非C肝癌と呼んだりします

非B非C肝癌の原因としては、

アルコール
脂肪肝(脂肪性肝炎)
高齢

などが挙げられます

この非B非C肝癌が
年々増えてきています


なぜ、増えてきているかというと
高齢化が一つ、
そして、肥満、脂肪肝が増えてきている事が原因として
挙げられます

さて、
非B非C肝癌がなぜ問題かというと・・・

それが今回ご紹介する患者様ですが、

発症時、発見時に
既に進行癌である事が多いのです


この方も
お腹の痛みを感じ
中国地方 にお住まいですので、
近くの病院を受診

すると、
肝臓の右側に15cmの肝臓がんを認めました
痛みの原因はというと、
その肝臓の癌が一部破れた為でした

治療前CHA
治療前CHA CT


そして、既に肺転移を認める状態でした

B型肝炎、C型肝炎などの場合は、
多くの患者は定期的に病院を受診し
医師も肝臓がんの発症を一番恐れるので、
癌が出現しても
早い段階で見つけられます


ですが、
非B非C肝癌の場合は、
健診程度でしか、検査をしていない場合も多いですので、
症状が出た時には
既に進行癌というパターンが増えてくるのです


岩本内科でこういう方が来られます
というのは、
こういう非B非C肝癌の場合、
発症した時に既に進行癌で
そのまま“もう治療が出来ない”と前医で宣告される事が
多いからです


さて、この方も
前医で見つかり、
一度治前医で療をしようとしたのですが、
うまくいかず
当院へご紹介頂きました

まずは、
破裂していた場所を同定、
横隔膜の動脈から肝臓癌を栄養する場所が
破裂していましたので、
同部位を門脈動脈同時塞栓療法です

治療前IPA
治療後IPA


そして、
肝動脈にカテーテルを投げ込み
肝動注化学療法 New-FP療法です

動脈門脈シャントと呼ばれる
動脈血が門脈へどんどん流れてしまう状態を
併発してしまっているので、

放射線治療も併用を検討したいと思います


さて、こうなってくると
誰しもが肝臓がんの発症のリスクを抱えてしまいます

会社の健診でも少々足りません
ですので、年に一度か最低2年に一度の
人間ドッグの様な全身検査が必要なのです

自分が脂肪肝、脂肪性肝炎でないのか
そうであったら、定期的に受診する必要がありますね


・・・・・・・・
今週も
色々と大変そうなんです・・汗
でも、
負けません


さて、
ガンばりますか

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