ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
本日のご紹介
ステージ4b
骨転移を有する進行肝臓がん
肝臓がんで他の臓器に転移をする場合、
転移しやすい臓器があります
最も転移しやすい臓器が
肺、
次に骨、
リンパ節は他の癌に比べると頻度は少ない方ですが、
肝臓がんの中でも少し性質が異なる場合は、
リンパ節転移が起こる場合もあります
他には、
脳、副腎などを見かける事があります
転移を有する肝臓がん、ステージ4bの場合は、
治療方針を考える際には
二つの要素を考慮して決めていく必要があります
一つは、
転移をした癌の進行具合と場所、
そして、
もう一つは
もともとの肝臓にある癌の進行具合です
転移を有する肝臓がんのこれまでのデータを解析してみますと、
最終的に命に関わる状態になるのは、
多くの場合が肝臓の病変の進行による事が多いのです
また、進行肝臓がんでネクサバールを内服している方のデータを解析してみますと、
やはり肝臓の病変の治療を加えてた方が長生きしている結果が出ています
ですので、
肺や骨などにも転移があっても肝臓内の病変に対して
積極的に治療する方が良いという事になります
これに関しては、治療をする医師の考え方にもよるので
一概には言えませんが、
私は原則的にはこの方針に則て治療戦略を組みます
今回の症例でも
骨転移は一か所、
既に前医で放射線治療が行われており、
肝臓の病変を含めてネクサバールが選択されていたのですが、
腫瘍マーカーも増加傾向、
画像上も明らかに肝臓の病変が増大傾向にありましたので、
肝臓の病変に対して積極的に
カテーテル治療を行う事としました
画像では、
肝臓の左側を占める様に癌が存在し、
門脈の一部に浸潤した状態です


中肝動脈は門脈動脈同時塞栓療法で制御し、
左肝動脈には動注用カテーテルを留置し
New-FP療法を開始しました
この方の動脈は、蛇行が強く
コアキシャル法という別の留置方法で
カテーテルを留置しました



評価を丁寧にしてみると、
肝動脈以外の膵臓の動脈からも肝臓内の癌に血流が行ってそうなので、
その場所は改めて治療する必要がありそうですが、
予定していた治療は全て完璧に行えました
進行がんになると、
ガイドラインに沿った治療戦略だけでは
補えません
ベストな医療の確立を目指し、
ガンばります!
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