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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
今日は論文のご紹介
私がスウェーデンのカロリンスカ研究所に留学していたときに
ラボの同僚と一緒に研究していたプロジェクトが
論文になりました
残念ながら筆頭著者では無いのですが、
前から3番目の著者ですので論文への貢献度も高いのです♪
掲載された雑誌は
Nature Communicationsといって、
雑誌Natureの姉妹誌ですので
かなり評価の高い雑誌です
留学中、
自分のプロジェクトでてんやわんやでしたが、
その中でもラボのメンバーの手伝いをしていて本当に良かったです
肝心のタイトルですが
Discontinuation of anti-VEGF cancer therapy promotes metastasis through a liver revascularization mechanism
血管新生阻害治療を中止すると肝臓の血管が変化し転移を促進する

内容は・・・・
肝臓がんでいうネクサバールなどの癌の血管新生を抑制する薬剤は
癌だけでなく、正常な臓器の血管も減少させます
中止をすれば、癌の血管が回復する様に
正常な臓器の血管も回復してきます
肝臓の血管でも同様の変化が起きて、
その血管の変化、回復に伴って、
癌が転移しやすい状況が作られるという事を
様々な癌のモデルを用いて明らかにしました

この研究で
私は様々な癌のモデルを確立しました
この論文から言えるのは、
ネクサバールなどの薬剤が効かなくなったと言って
簡単に中止すると
逆に、癌を増大させる可能性もあるという事です
ですので、慎重に判断する必要があります
もちろん、この論文では基礎研究として検討したもので、
実際の臨床、実際の医療とは異なる部分を大いにあります
しかし、基礎研究を通して
実際の治療での問題点を解決、明らかにしていくというのは
非常に大切なのです
そういう研究をもっともっとできると良いのですが・・
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