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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

気持ちの良い天気が続きますね
昨日は大学で数件の血管造影治療を行い、
夜は勉強会でした

日本の肝臓がんの
治療ガイドラインを決めている先生が
講演して下さいました


ガイドラインとは
どの医師もそれに従えば
治療選択において
基本的には
間違いが起きませんという指針です


ガイドラインの作成には
根拠(エビデンス)が必要で
非常に大変な過程を経て
作成される事をしり、
なかなか大変な仕事だと感心しました

2代目ガンちゃん先生としての私の考えとしては、
ガイドラインは治療レベルの底上げには
非常に有用だと思っています


しかし、ガイドラインが広まりすぎると、
どの医師もガイドライン依存的になり
治療レベルが落ちる可能性があると思います


杓子定規で計ったように
この患者はガイドラインでAに当てはまるから治療法はこれ、
別のこの患者はガイドラインでBに当てはまるから治療法はこれ

実際は、同じAの状態でも
色々な要素が隠れていますので単純には決める事ができず、
ベストな治療選択は何かを
本気で考える必要がある筈です


ガイドラインによりその本気で考える姿勢が
弱められる可能性が懸念されます
ガイドラインの作成とともに、
そのガイドラインをどの様に使いながら
ベストな医療に結びつけるかの医師教育も
並行して行っていくべきだと思いました



さて、
本日ご紹介しますのは・・・・

肝臓の右側を占める
10cm大の初発肝臓がんの患者様です


治療前 亜ン擬おCT

山口院長先生が治療して
下さいました

この方の難しい点は
大動脈瘤のため、
下行大動脈に金属ステントが留置されている点です


治療前 

足からのアプローチは危険ですので、
左手からカテーテルを挿入し治療を行いました

肝臓がんを患う方も
高齢化が進んできており、
この様にガンだけでなく、
血管の病気など様々な病気を抱えて
来られる方が増えてきている気がします

ですので、それに対応できる
技術力が必要となってきます

マイクロカテーテルで
腫瘍動脈に丁寧に挿入し
門脈動脈同時塞栓療法”を
行いました

治療後

治療後、しっかりと薬剤が貯留したことを
確認し終了です


厳重に注意して経過をみていく必要があります

今日は岩本内科で
外来と治療の日です
ベストな治療を今日も目指します!

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