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おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

皆さま、連休いかがお過ごしですか??

昨日の記事の
肝臓癌の破裂で
緊急アンギオをした方も
無事に経過しています


一安心です♪


画像の準備が出来たので、
土曜日の緊急アンギオの
治療経過のご紹介をさせて下さい

血管造影の撮影を
見てみると、

治療前

肝臓の右の下側に
80ミリ大
大きな腫瘍の黒い影
分かります

肝臓の下側に飛び出ている状態で、
この様な肝臓癌は
今回の様に破裂しやすいのです


さて、
血管造影をしながらのCT検査
アンギオCTを見てみますと、

Angio CT

門脈造影相で黒く
肝動脈造影相で白くなるのが
典型的な肝臓癌ですが、


黒くなって、
白くなる肝臓癌の様相を呈しているのが
分かると思います



この方の画像で
見逃してはいけないのが、

肝臓癌の辺縁、輪郭が
途中で追えない場所がある事です


そして、その周囲に
黒い三日月状の液体が貯留しています



これが、
破裂の所見です

もう少し詳しく言うと、
肝臓の被膜の下に出血を起こした状態です

被膜も破れて、
腹腔内(お腹の中)に出血している状態だと、
一瞬で
出血性のショックになって、
命に関わります



ですので、
非常に危ない状態でした・・・



治療の経過ですが、
マイクロカテーテルを使い

丁寧に
一本ずつ
癌の動脈を
塞栓していきます


“門脈動脈同時塞栓療法”です

治療後のCTでは、

治療後

癌を完全に埋めるように
薬剤が貯留しているのが分かります


また、破裂をした部位にも
薬剤が貯留し、

再度破裂する危険は
かなり低下しました


肝臓癌そのものも、
これだけ薬剤が入っていますので、
かなり高い確率で壊死する事と思います


・・・
但し、これだけの大きさ且つ
破裂を起こした肝臓癌ですので、
今後も厳重な経過観察が必要です

ちなみに、
この方は破裂しそうな
食道静脈瘤もありますので、
癌治療が落ち着いたら
そちらの治療もする必要があります



B型肝炎、C型肝炎と言われている患者さん
肝障害を指摘されている患者さんは
しっかりと画像検査、胃カメラ検査、採血検査を
受けるようにしてください!


岩本内科に来れる距離におられる方は、
是非、診察・検査を受けに来てください!!


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