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おはようございます。
2代目ガンちゃん先生です

本日ご紹介しますのは、
i以前、記事でご紹介した事のある

門脈本幹に腫瘍が
入り込んだ肝臓癌の方です


8月に来られた時には、
右の肝臓から癌が発生しており、
門脈と呼ばれる肝臓の血管に
腫瘍が入り込み、門脈本幹と呼ばれる部位まで
到達してしまった状態でした

kari tiryoumae


この様な
門脈本幹に腫瘍が入り込んだ肝臓癌の予後
文献的には、
1-2ヶ月と言われています

ですので、非常に進行した
予後不良な状態なのです


この方は、
岩本内科医院に来られて、
肝動注化学療法 New-FP療法
開始しました

3ヶ月弱経過した今ですが・・・

kari tiryougo

門脈本幹にあった癌は
ほとんど見えないまで小さくなり

肝臓内の癌も
ほとんどわからない状態までになりました



治療前のPIVKA-IIと呼ばれる
腫瘍マーカー
(血液でわかる腫瘍の評価項目です)は
50000を超えていたのですが、
今は、なんと
40 !!

後は、仕上げとして
門脈動脈同時塞栓療法を行い、
手術までいけるかどうか検討している所です

今回行った
肝動注化学療法 New-FP療法
奏効率(腫瘍縮小効果)
70%を超えますので、

この症例が特別な症例では
ありません


海外の標準治療である
ネクサバールでは
奏効率(腫瘍縮小効果)は
5%程度ですので


この治療方法は
非常に有効な治療だと思います


この様に、非常に進行した
肝臓癌でも、
New-FP療法で縮小させて、
締めに門脈動脈同時塞栓療法などを加えていけば、

きわめて有効な治療戦略となり得るのではないかと
考えます


全国的に見ると
肝動注化学療法を行っている施設は
多くあるのですが、
これ程までに
奏効率が高く、予後延長効果のある動注化学療法は
これまで報告が無いのです

良い治療が
しっかりと広がっていく事を
心から望みます

その為には、
一人一人の患者さんを
しっかりと治療していくしかありません


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テーマ:
ジャンル:心と身体