ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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おはようございます。
一晩寝たら、体調も回復した
絶好調の
2代目ガンちゃん先生です
昨日は、大学の治療が
全部で14例!
それを僕を含む4人で
治療していきますので
泣きそうでした・・・涙
さて、
本日、ご紹介しますのは
C型肝硬変から
肝臓癌を発症した
60歳代の男性の方です
愛知県から
岩本内科医院まで来て下さった方です
これまでの経過は、
数年前に
肝臓癌を発症し、
近くの病院で
ラジオ波焼灼療法を行われていたそうです
数回再発し、その度に
ラジオ波焼灼療法で治療されていたところ、
去年の12月時点で、
多発する再発を認め始め、
今年に入って
3回の肝動脈塞栓術を行われたそうです
なかなか腫瘍マーカーも下がらず、
良好な治療効果が得られないので、
岩本内科を来院したという経緯です
腹部造影CTでは、
一部、淡く染まる結節を認めますが、
ほとんどはっきりしません
そこで、
血管造影下のCT(アンギオCT)を行いますと、


両葉に多発する
20個を超える再発を認めました
血管造影下CT(アンギオCT)の検出力は
非常に高い事が分かります
再発形式を見ると、
ラジオ波治療の周囲を中心に再発している事が
分かります
ラジオ波治療そのものは悪い治療では
ありませんが、
腫瘍に針を刺して焼く治療ですので、
この様な再発が起こりうる
リスクが常にあるのです
また、この方は、
ラジオ波治療後に肝動脈塞栓術をされたとのことですが、
その治療の形跡がほとんど見られません
両葉に多発する再発の場合の、
治療方針にはまだまだ議論の余地があります
医者によっては、
ネクサバールを使う先生もおられるかもしれません、
別の医者によっては
新規塞栓物質であるビーズを用いて手前から
ざっと肝動脈塞栓術をするかもしれません
・・様々な意見がありますので
何とも言えませんが、
岩本内科医院では、
出来る限り、一本ずつ
腫瘍血管に入れて、
一個ずつ、しっかりとした
門脈動脈同時塞栓療法を
行っていきます
今回も、一本ずつ丁寧に
選択的に腫瘍血管内へ挿入し、
治療していきました
この方は、
肝硬変のため
肝臓のもともとの予備能力も
それほど高くありませんでしたので、
一度に全ての再発を治療する事は
しませんでした
全ての再発を治療することは
肝臓全部を治療することになって、
この方の肝臓には
負担が大きすぎると判断したからです
それでも、出来るかぎり選んで、
正常な肝臓は治療しないように
・・癌だけを治療していきました
治療後ですが、
まだ少し残存する再発はありますが、
8割方の再発に、
しっかりと薬剤が貯留しています


一本ずつ選んで治療しますので、
治療後の肝臓への負担も少ないのです
この方も、治療翌日の採血を見ると・・
肝障害を示す値は、治療前と
ほとんど変わりがありませんでした
門脈動脈同時塞栓療法は
強い治療ですが、
丁寧にガンだけを治療すれば、
肝臓の能力を保ったまま
治療することができるのです
この様な多発する肝臓癌の場合は、
次の治療の際に、
しっかりと数が減っている事が
とても大切です
次に数が減っている場合は、
更に追加して
門脈動脈同時塞栓療法を行い、
癌ゼロを目指す事ができます
減っていない場合は、
動注化学療法や他の治療手段を用いて
集学的に治療を進めていきます
肝臓癌、転移性肝癌で
困っている方が
まだまだ日本におられると
思うと、
是非、一度は
岩本内科に来ていただき、
一番良い治療が何か選択して
頂きたいものです・・・
今日は、岩本内科で
外来と肝臓癌の治療です
さて、ガンばりますか
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