ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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おはようございます!
2代目ガンちゃん先生です
東京での発表も
うまくいきました♪
学会でもいくつか勉強になる
話もありましたので、
有意義な時間でした
岩本内科医院では
カテーテルを使った
癌治療を積極的に
行っています
そんな中で
肝臓にある癌を
治療する場合に、
とても問題になる状態が
あります
それは
A-Pシャント・・
動脈-門脈吻合と呼ばれる状態です
肝動脈塞栓術、
当院でいう
門脈動脈同時塞栓療法は、
癌の動脈を
塞栓してこそ
効果が出ますが、
A-Pシャントが
あるとその塞栓効果が
弱まってしまうのです
A-Pシャントとは
どんな状態かというと・・・
通常、
動脈は最終的には
毛細血管の様に細くなって、
門脈とつながっている
状態なのですが・・・
癌の影響や
治療の影響で、
動脈が
毛細血管になる前に
門脈とつながってしまう状態が、
A-Pシャントという状態です
簡単に言うと、
正しいルートではなくて、
途中でショートカットするルートが
出来てしまった状態です
下の写真が
そんな状態を示します

かなりマニアックな話で恐縮ですが・・・
動脈を写すと同時に、
太い門脈が見えています
この様な状態だと、
癌に薬剤が貯留する前に、
門脈の方に薬剤が
どんどん流れてしまうので
治療効果が減弱します
そこで
こういうときは、
一工夫をします
カテーテルを奥まで入れて、
塞栓物質で、
そのA-Pシャントを
つぶすか、
コイルと呼ばれる、
金属で
A-Pシャントをつぶすとか
最近は
バルーンのついたカテーテルが
登場しましたので、
バルーンカテーテルで
薬剤を流すか・・
と言った様な
治療における工夫が
必要となります
上の写真に対しては、
カテーテルを奥まで入れて、
塞栓物質を流して、
A-Pシャントを
つぶしました

見えていた門脈が
きれいに見えなくなりました
A-Pシャントを
つぶすことが出来れば、
しっかりと癌に
薬剤を貯留させることができるのです
この患者さんの癌の状態をお見せしますと・・・
治療前が

治療後が

今回もしっかりと
薬剤が貯留しているのが
分かります
カテーテルを使った
癌治療では、
治療効果を上げるために
様々な工夫が
必要なのです
こういうひと工夫で
塞栓効果に大きな差が出ます
そして、
それが、質の高い結果につながるのです
この方も、
外科手術は受けられていませんが・・
当院でカテーテル治療(門脈動脈同時塞栓療法)を受けて、
もう4年になりますが、
今回のこの治療で
また癌ゼロです
まだまだお元気です!
昨日は、学会から帰ったのが夜10時
・・・なのに、夜10時から
6時間も研究室で実験してました・・涙
実験計画、間違えました
本日も、なかなか大変な治療が
待ってます!
さてさて、ガンばりますか!
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