ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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みなさん、おはようございます。
2代目ガンちゃん先生です
今日ご紹介する
治療症例は
進行肝臓癌で
岩本内科医院で1年以上
治療を続けておられる方です
来られた時から
肝臓のほとんどの部位に
再発している状態で
当院で“門脈動脈同時塞栓療法”を
行い、なんとか治療継続してきた
とても頑張ってくださっている患者様です
治療の経過で、
造影剤に対するアレルギーが出てき、
通常CTで使う造影剤が
使えない状況となっています
また、肝臓内の動脈は
ほとんど全て無くなってしまい
肝臓癌は、肝臓以外の動脈から
栄養をもらっている
状態になっています
通常の造影剤が使えないという事は
本当に大変で
言わば
目隠しをしている様な
状態で、
血管造影治療を行うようなもので
とても神経を使います
血管造影を行っていきますと、
左胃動脈から肝臓癌を栄養する動脈
胃や腸を栄養する胃十二指腸動脈から肝臓癌を栄養する動脈
横隔膜を栄養する動脈
から肝臓内の癌へ
流入する動脈がありました


胃や腸を栄養する動脈から伸びてきている
腫瘍血管は
リスクが高いため
今回は治療はできませんでした
リスクとは
胃や腸を塞栓してしまうと
胃や腸が壊死してしまう事です
一方、横隔膜を栄養する動脈は
しっかりと治療する事ができました

治療後、
薬剤が広範囲に
貯留・分布しているのが分かります
造影剤アレルギーになると
血管造影治療そのものが
非常に難しくなりますが、
それでも根気よく
少しずつでも治療をしていくことができるのです


