ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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こんにちは
2代目ガンちゃん先生です
昨日の岩本内科での
肝臓癌の治療も
かなり大変な治療でした
大変な治療ばかりが
続きます(汗)
今日は
先週、治療させて頂いた
方のご紹介
60歳代の方で
今回、初めて肝細胞癌を指摘された
方です
B型肝炎やC型肝炎などの
ウイルス肝炎からの発症ではない方でした
肝臓のS4、S8と呼ばれる区域に
一か所7㎝大の
造影効果のある腫瘍を認め、
造影形式、腫瘍マーカーから
肝細胞癌と診断できます
もともと、他病院の外科を
受診されていたのですが、
切除は肝臓の予備能力的に難しいと
判断されました
そこで、ご本人とご家族が
岩本内科医院を調べて下さり
来てくださいました
この方の
問題点は
お腹の大動脈に大きな動脈瘤があり
その内腔にはステントが留置されている事
そのほか、大動脈、頸動脈が
石灰化によってボロボロな事でした
岩本内科で行っている様な
血管造影を用いた治療は
動脈を通して、腫瘍へ
アプローチしますので、
その通り道がボロボロというのは
非常に大きな障壁となります
実際の写真がこれになります

腹部造影CTで
お腹に動脈瘤があり
その内部にステントが写っています
また、それ以外の場所も
動脈の石灰化が著明なのが分かります
こういう場合は、
通常行う足からのアプローチは
不可能ですので、
肘の動脈から
肝臓の動脈までカテーテルを進めます
大動脈撮影では、
腸を栄養する動脈のすぐ真下に
ステントがあるのが分かると思います

カテーテルで
大動脈瘤を触ると
破裂する危険性もありますし、
脳梗塞を引き起こす
危険性も高く、
治療を行うことは術者の
神経が相当磨り減ります
時間をかけて丁寧に行い
うまくカテーテルを肝臓内の動脈へ
挿入できましたので、
血管造影検査とCTを行いました


幸い、腫瘍の大きさは7㎝大と大きいですが、
周囲に転移は認めていませんでした
癌を栄養する動脈を
選び

門脈動脈同時塞栓療法を
行いました

治療前に認めた血管造影での黒いもやもやした腫瘍影が完全に消失しているの分かります
CTでも、治療薬剤が腫瘍内に充分に貯留しているのが分かります
様々な問題点がありましたが、
安全に且つ正確に
治療自体は
完璧に行う事が出来ました
治療後の経過も
順調にいってます
再発無く、経過してくれる事を
心から願います
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