ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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おはようございます。山口です。
先週、熊本から来られた多発肝癌の患者さんの治療を行いました。
多発肝癌の治療は
カテーテルでの治療を選択されるのですが、
この方は血管が難しく治療困難の為、
ネクサバールしか治療法がないと言われていたそうです。
当院に昨年の11月に来られたときには
腫瘍マーカー(PIVKA-II)も20000以上の状態で
肝全域に無数の肝癌が広がっていました。
肝全域のガンの為、
2回に分けて治療を行い、
何時間もかけて血管を探しながら治療を行い、
一時、腫瘍マーカーも400まで下がったのですが、
このたび腫瘍マーカーが再び5000まで上がり、
再発した為、再治療となりました。
造影CT上は数個の再発かと思われたのですが、
いざアンギオCT施行すると、
やはり、新たにガンが多数再発している状態でした。


ですが、多発肝癌の治療は
再発の勢いに負けないよう
根気よくガンを叩いて行くしかないのです。
もともとカテーテルでの治療は出来ないと言われた人だけに、
血管は非常に難しく、
なかなか栄養血管がみつからなかったのですが、
全葉に広がるガンをやっつける時は
正常な肝臓まで沢山やっつけると
肝不全になってしまう恐れがある為、
一つ一つを選択的に、根気よく、治療して行くしかありません。
その為、今回もビーズを用いて
多発肝癌全てに
出来る限り末梢でしっかりと治療を行いました。

新塞物質のビーズを用いての治療は、
肝機能を大きく落とさない為、
このような繰り返しの治療が必要な症例にはとても良い適応なのです。
これからも厳重観察のもと
再発のたびにしっかりとやっつけ、
ガンの勢いが弱まってくる事を期待したいと思います。
今日もアンギオです!!
気合入れて
ガンばりますか!!!
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