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こんばんは。山口です。

本日ご紹介するのは2年前
門脈腫瘍栓で外科切除の適応もなく、
余命1ヶ月と宣告され
当院に来られた患者さんです。

門脈腫瘍栓とは
癌が門脈(小腸から肝臓に流れる血管)まで浸潤している状態で、
門脈腫瘍栓が本管まで達すると
予後は非常に悪いと言われ、
外科切除しても余命は平均して半年
外科切除不適応の場合は数ヶ月と言われています。

当初に来られた時は
門脈腫瘍栓が本管まで達していたのですが、
初代ガンちゃん先生と共に、
腫瘍栓を栄養する髭のような血管を何時間も探しては
やっつけ、
信頼できる先生にも協力してもらい、
放射線治療も行い、
ここまで諦めずにガン張ってきました。

門脈腫瘍栓含め、肝全葉に広がったガンは
当初来られた時よりもだいぶ小さく、少なくなったのですが、
進行ガンは留まる事を知らずに
再発をしてきます。


今回、両葉に再発が見られた為、
再治療を行いました。
アンギオCT

腹水もあり、肝機能も良くない為、
一つ一つの再発に対し選択的に
ビーズで治療を行いました。

これまた血管も難しく、
左葉は左胃動脈から栄養されていましたし、
結局3時間かけて治療を行うことになりました。
治療前血管造影

一つ上副腎動脈から栄養されるガンは
どうしても多臓器と分けられず、
そのガンを治療してしまうと多臓器まで死んでしまう為、
断念せざるをえませんでしたので、
放射線治療を行ってもらう予定です。
治療後血管造影

今回の患者さんは余命1ヶ月と言われてから、
もう2年近くなります。

門脈腫瘍栓を伴う進行肝癌でも
ありとあらゆる方法を考え、
諦めず!根気よく!ガンばることで
時に飛躍的に余命が伸びることもあるのです。

・・・とはいえ、進行ガンとの戦いは
なかなか一筋縄には行かないのですが・・・、

患者さんにとって
最良で最高の治療を行えるよう、
日々ガンばって行こうと思います!!




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