ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
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こんばんは。山口です。
今日の朝にブログを更新し損ねたのでこの時間に書いてみました!
昨日は2代目ガンちゃん先生と、
初代の娘さんと
僕と、
お世話になった久留米大学の先生の
お礼を兼ねて「佐藤」という和食屋さんに行ってきました。
その先生は今月で岩本内科に来ていただくのが最後?ということだったのですが、
とても物腰も柔らかく、素敵な先生で、
短い期間ではありましたが、
患者さんも大変喜ばれていたので
とても残念に思います。
また機会があったらぜひぜひ!!!
岩本内科に来ていただきたいと思っています。
さて、今日ご紹介する患者さんは
10年前にC型肝炎を指摘され、
以前より、肝臓に1つ腫瘍があるとは言われていたそうですが、、
「ガンかどうか、わからないので経過観察」とされていたそうです。
経過観察中に、エコーや造影CT,EOB-MRIなどで検査を行っていたそうですが、
この度、別の部位に腫瘍が出来たため、
2つの癌があると診断されたそうです。
その後は、RFAを勧められていたそうですが、
不安に思われ、
当院に来られました。
いざアンギオCTしてみると、
小さなガンが散らばっており、
2つではなく、合計8つの癌が見つかりました。

まだ検討中なのですが、
ビーズを用いた塞栓術に比べ当院で行っている門脈動脈同時塞栓療法の方が
腫瘍径が大きい結節に対して効果が高い印象がありますので、
S8の主結節と思われる肝細胞癌に対してはAS(門脈動脈同時塞栓療法)を行い、
全葉に広がる肝内娘結節は肝障害を防ぐためにビーズを持ちいて塞栓を行いました。

これで全てのガンをしっかりとやっつけることが出来ました。
もちろん、再発無し!を目指してますが、
多発した肝癌は再発が必至・・・
なのが現状です・・・。
しかし、ビーズ治療のもう一つの良い所は
太い大きな血管では塞栓されない為、
肝内の血管を温存しやすく、
繰り返しの治療が行いやすいのです。
今後も厳重にフォローしながら
ガンばって行こうと思います。
岩本内科医院では、医師・看護師を募集しております。ご興味のお有りの方は是非、ご連絡下さい。お待ちしています。



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みなさん、おはようございます。
2代目ガンちゃん先生です
ブログの更新が飛び飛びに
なってしまっていて、
申し訳ありません
まだ、スウェーデンからの帰国後
生活が安定しておらず、
定期的なブログの更新が出来てません
だんだん、定期的になると思いますので、
しばし・・・お待ちを・・・・
本日は、肝臓癌多発再発の患者様の
治療をご紹介いたします
60歳、男性の方で
3年程前、関東圏で肝臓癌の診断を
受け、外科手術を受けられました
去年、肝臓癌の再発が数個あるという事で
肝動脈塞栓術と
一か所、経皮的エタノール注入療法を行われた様です
・・・その後、再度再発、
ラジオ波焼灼療法を予定されていましたが・・・
ご本人が他に治療方法は無いかと探され、
岩本内科医院を受診して下さいました
今回2度目の治療目的でご入院されました
血管造影CTでは
肝臓の両葉に
再発が多発している状態で
且つ
肝臓周囲に少量の腹水の貯留が見られました

治療前の血管造影CT, 門脈下造影で黒く、動脈下造影で白く映っているのが再発した肝臓癌
肝臓癌の再発の状態
及び
肝臓の機能の状態を
総合的に評価し、
今回は
新しい塞栓物質である
抗癌剤溶出型のビーズを用いる事としました
肝臓癌を栄養する
それぞれの血管を
亜区域レベルで選択的に挿入し

それぞれの血管へ挿入し、治療を行った
それぞれ塞栓しました
肝臓の機能の温存の為、
肝S5と呼ばれる場所は
癌の再発が無かったため、
治療はせず、残し
その他、全ての血管に薬剤を注入しました
従来の塞栓物質では
治療した癌はCTで
白く映るので治療効果の判定がしやすかったのですが、
新しい塞栓物質では、
治療で効果があっても
白く映らないので、その点が評価として
難しいところはありますが・・・

治療後のCT
正確な評価は
1-2か月後のCT検査でできると思います
新しい塞栓物質の魅力の一つとして、
治療後の正常な肝臓への負担が
少ない事が挙げられます
今回の方も
ほぼすべての肝臓の領域に
塞栓物質を流しましたが、
AST,ALT(GOT,GPT)などの
肝障害の数値はほとんど上昇は
見られませんでした
従来の塞栓物質だと、
癌だけを治療しても、
肝障害の数値はある程度以上、
上がるのが
当然でしたが・・・
この点が、新しい塞栓物質の魅力の一つだと考えられます
まだ、国内で使用できるようになってから
日が浅いので、
今後も詳しい
評価が必要ですが、
岩本内科医院で行う
血管造影下でのCTとうまく組み合わせた
新しい塞栓物質の使用方法を
検討していく必要があると思っています
ただ言えることは、
肝臓癌の治療にあたり、
選択肢が増えたという事は
肝臓癌治療において、大きな一歩です
一方、
治療する医師としては、
新しい塞栓物質を使った血管造影が適しているか
従来の塞栓物質を使った血管造影が適しているか
・・など、使用経験だけでなく、
しっかりとしたエビデンスのある検証が求められています
明日も血管造影の治療です
さぁ、ガンばりますか。
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