fc2ブログ
ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     

おはようございます。山口です。

早いもので、もう11月が終わろうとしていますね・・・。

年末が近づくと、医師会や色んなお付き合いの忘年会が
毎日のように入ってきます。

ちなみに、今週は毎日埋まっています・・・.汗

なかなかハードな毎日ですが・・・、
なんとか忘年会シーズンを乗り越えるしかないです!


さて、本日紹介する患者さんは1年前に
大阪から岩本内科に来られた患者さんです。

他院でRFAを繰り返し、その周辺から悪性度の高い肝癌が広がり、
門脈腫瘍栓もある状態でした。

今回の患者さんは数回の治療で門脈腫瘍栓も消え、
1度はガンが無くなったのですが、
悪性度が高くなった肝癌は再発が必至です。

今年の9月に再発し、肝内の血管から栄養される腫瘍は
全て門脈動脈同時塞栓療法を施行したのですが、
肝S4の腫瘍と、左葉の腫瘍は肝外の血管から栄養されており、
どこを探しても栄養血管が見つからず、残りは次回となりました。

相手はガンですので、早く治療したい気持ちは山々でしたが、
肝予備能も悪く、難治性腹水があり
腹水がなかなか引かず、
やっとの思いで、この度再治療を行いました!

アンギオCT
今回のアンギオCTです。

アンギオCTを用いて
丹念に栄養血管を探すと、
前回治療出来なかった肝S4の腫瘍は、
胆のう動脈から栄養されており、
左葉の腫瘍に至っては、
下横隔膜動脈から左葉を栄養する血管が大きく湾曲しており、
更にその血管の分岐から栄養されていました。
血管造影・・・
血管造影です。

このような特殊な血管でもアンギオCTがあるからこそ、
自信をもって治療が出来ます!!
治療後CT
治療後CTです。

一旦悪性度を増し、門脈腫瘍栓まで浸潤した肝癌は
非常に予後が悪いとされていますが、
患者さんが岩本内科に来られ、もう1年以上になります。

今回の治療でまた肝癌は無くなったので、
正常な肝臓を守りつつ、
これからも患者さんと共にガンばりたいと思います。


岩本内科医院では、医師・看護師さんを募集しております。
ご興味のおありの方は是非、ご連絡下さい。
 

にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ