fc2ブログ
ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     



おはようございます。山口です。

『肝臓がんは なんで やっつけても やっつけても 出てくるのか?』
確かに、現在、岩本内科医院でおこなっている門脈動脈同時塞栓療法でも、
多中心性再発を含めた再発を完全に抑えることは難しいのが現状です。

再発率に関しても外科手術と同等の割合で再発があります。

つまり、現在の肝癌治療においては、
初期治療をしっかりと行い、
厳重な経過観察を行いながら
再発に対しても、その都度、その都度
丁寧にやっつけて行かねばなりません。

肝癌の再発を抑えれる薬が開発されて欲しいものですね・・・。


先日、外来に50代の女性が健診に来られました。

1年前の採血結果では全く異常がなかったのですが、
今回採血をしてみると、甲状腺の機能の著しい低下と、
肝障害、高コレステロール血症でした。
CTを撮りますと、甲状腺がかなり肥大しており、
精査しますと橋本病でした。
慢性甲状腺 CT

橋本病とは20代~50代の女性に多い病気で、
年齢とともに増加の傾向にあります。

橋本病にかかると自己免疫の異常により、
甲状腺が慢性的に炎症を起こし、
甲状腺機能が低下します。

甲状腺機能が低下すると、全身の新陳代謝が悪くなるため、
全身倦怠感、体重増加、便秘、食欲不振、皮膚の乾燥、
それだけでなく、粘液水腫心(心肥大など)により徐脈や低血圧により
息切れしやすくなったり、肝障害、高コレステロール様々な症状が出ます。

橋本病の治療法は基本的に対処療法となります。

甲状腺機能低下症がみられず、甲状腺腫のみの場合経過観察となりますが、
甲状腺機能低下症が見られる場合は、
一般的にサイロキシン(チラージン)という甲状腺ホルモンを投与します。

橋本病を始めとし、甲状腺機能低下症は自覚症状がないことも多く、
便秘がちであったり、疲れやすくなっていたり、
普段の何気ない症状の中に、
甲状腺機能低下症が隠れていることも少なくありません。


年に1度は、症状はなくても健診を受けたり、
人間ドックで全身検査を受けることをお勧めします。



ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行なっている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ     
テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体