帰国早々、忙しい外来でした。
時差のほとんどないオーストラリアはこんな時
たすかりました。
一昨年、市内八幡の有名病院でC型肝硬変と糖尿病で
かかっていた患者さんが検査を求めてこられ、S8の2cm弱の
肝癌を見つけ、説明し私の治療をすることになり、一応それまでの
主治医にお手紙を持って行ってもらい了解を得るように説明しました。
その主治医からは返事がなく、本人からお断りのお手紙をいただきました。
その患者さんがまたやってきて、なかば強引にその病院で治療を受ける
事になったのですが、その後の説明や治療が納得いかないので
もう一度診てくれとのことでした。

私が見つけた肝癌も大きくなっており約半分が生きていました。
同時に取った胸部CTで、右の上肺に肺がんらしい影と
いくつかの転移巣が見られました。話によると2回肝癌の治療を
受けたけれど1度も肺などの検査はなかったとのことでした。

まずは肝癌を消して肺の検査と治療方針を決めましょうと説明し
入院予約しました。肝癌のきちんとした治療も出来ず、がんがあれば
一度ぐらいは全身検査するのは普通ですが、こんな病院が
やっていけるとは不思議です。
今日も手術があります。
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