休みも手術し、今週は6例になりかなりばてています。
木曜日の2例目は、山口県のある病院で1年前から肝癌に
対して3か月ごとにPEITやカテーテル治療を受けてきた患者さん
でした。主治医の説明に不信を抱き私のところに来られました。
アンギオCTしますと、肝の右葉に2.5cm位の典型的肝癌と
左葉に3cmを超える少し血管腫に似た肝癌があり、転移巣もあります。
ほとんど治療の痕跡がありません。


それぞれしっかりと門脈動脈同時塞栓療法しました。
きちんと肝癌の治療ができる医師はそんなにはいません。
何回も無駄な治療を繰り返す様な医療は患者さんの生命を
玩具にし医療費のむだを積み重ねるだけです。
例えば、カテーテル治療にしても、きちんと治療できる医師は
九州でも数名ぐらいです。ほとんどの放射線科の医師はかたてまで
肝癌のカテーテル治療をしているのが現状です。
それも主治医にはなりません。
肝癌治療免許制度が必要かもしれません。
もっとも日本では、こんな制度ができても肝癌の治療の実績のない
教授たちが審査するのでしょうから意味がないかもしれません。
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