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おはようございます。

久しぶりに台風がきそうです。70歳を過ぎた私たちの英語教師が
このたび結婚しましたので、今日ささやかなパーテイーを開く予定
ですが、どうしょうかと悩んでいます。

肝癌は肝動脈で栄養され、入ってきた血液はドレナージ血管から
門脈に流れるという血行動態を持っていますので、末梢の栄養動脈から
油性造影剤と抗がん剤との懸濁液を流しますと初めガンに懸濁液は
溜まって行きますがさらに流していきますと門脈に懸濁液が
流れていきます。
門脈動脈同時塞栓療法

領域の門脈に懸濁液が充分に溜まったところで、末梢の栄養脈を
1mm角のゼラチンスポンジ細片で完全に塞栓しますと
門脈動脈同時塞栓療法の完成です。この際他の血管を塞栓しないように
細心の注意をはらいます。

癌には懸濁液が充分に溜まりますし領域の肝実質をふくめて肝臓の
2本の栄養血管門脈と動脈が塞栓されるため、ガンと領域の末梢の
肝実質葉壊死して、ちょうど外科の先生が抹消で血管に沿って
切除した後のようになります。

肝癌は2cmで見つけても15%以上に、門脈に沿った目に見えないような小さな
肝内転移巣がありますので血管に沿った(系統的)治療を
外科の先生もできないような末梢で行えるので門脈動脈同時塞栓療法
理想的な治療なのです。また末梢で治療しますので肝機能に与える
影響が少なく安全なのです。

今日も手術が2例あります。
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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体