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おはようございます。

今週は、手ごわい手術の連続で、昨日は疲れが
ピークでした。昨日は休みでしたが回診にいき、
肝性胸水の患者さんの胸腔穿刺をして胸水2000cc抜きました。
さすがに500mmしか泳げなくてマッサージを受けました。

虫垂炎(盲腸)は、臨床医にとって、いつも診断が難しいのです。
昔は、右の下腹部の痛みはすべて、虫垂炎として切っていましたが
ほとんどが切らなくてもよいものでしたが、切どきの虫垂炎
的確に診断するのはかなり難しいのです。

1週間前、80歳の男性が腹痛で来院しました。調べましたが
炎症反応もなく腹部の所見もてんけいてきなものはみられません。
軽い抗生剤と、整腸剤を出して、腹痛がひどくなれば来院するように
言って返しましました。

二日後、痛みが取れないと言ってきました。こんどは虫垂炎
考えさせる腹部症状があり、炎症反応もかなり上がっていました。
さっそく腹部CTを撮りますと回盲部の炎症所見と
腫大した虫垂がみられました。嫌がる患者さんをすぐに外科に
送りました。
腹部CT 腫大した中垂

診断治療が遅れますと腹膜炎をおこします。
たかが虫垂炎ですが、されど虫垂炎なのです。
臨床医にとって、虫垂炎はトラブルになりやすく注意が必要です。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体