今日は睡眠不足です。昨夜遅く、精神的に不安定な
大腸がん肝転移の患者さんが興奮して叫んでいる、他の患者さんたちが
迷惑していると電話があり、医院に駆けつけました。
他の患者さん達のことを考えなさいと注意しますとぶつぶつ言いながら
おとなしくなりました。それ以上騒がないことを確認して朝早く帰ってきました。
RFAを受けていらっしゃる患者さんたちはたくさんおられますので
あまり書きたくないことですが、充分な説明なしに行われているように
思えます。もう少し書きたいと思います。
RFAには、施行時の合併症と時間がたってから起こる遅発合併症があります。
前者には出血や臓器損傷などがあり注意が要ります。
後者にはガンの他臓器への移植や肝内播種や他臓器への転移があります。
この患者さんは14年間再発する肝癌をその都度私の治療で潰してきて
お元気な患者さんでした。14年目に横隔膜下動脈で栄養される
肝癌が出来、患者さんに今までの治療でも潰せますが横隔膜下動脈を
塞栓しなければならないので胸水が溜まりいつもよりは長引くかもしれないと
説明しますと、本人からRFAを受けてみたいとの申し出がありました。
それで、RFAの専門家にお願いして受けてもらいました。
数か月後来院されると局所から進展再発とリンパ節転移がありました。
残念ながらリンパ節転移が広がり、初診から15年で亡くなられました。

RFAはかなり注意の必要な治療と思います。
今日も2例手術を予定しています。
昨夜騒いだ患者さんが受けてくれますか、、!
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