昨日、早期肝がんの臨床像のお話をしましたが、
ちょうど良い患者さんが来られましたのでご紹介します。
3年ほど前に、S4の肝がんで紹介されたC型肝硬変の患者さんです。
S4に2cmの典型的肝癌とS5に、早期肝がんと思える結節が
ありました。
典型的肝癌は、門脈動脈同時塞栓療法で消しましたが
早期肝がんは経過を見ることにしました。
3ヶ月ごとのフォローでS6にあらたな典型的肝癌が、前病変なしに
出現し、ふたたび私の治療で消しました。
今も、早期肝がんはあまり変化せず、ダイナミックCTでは
low,low,lowのままで、転移も増大もあまりしません。

このように、早期肝がんは経過をみても問題にはなりません。
100%安全に切除できるならば、切除してもらい組織を
確認す手もよいのですが、この方は肝硬変ですので
経過を見ています。
さて、今日も手術があります。
ガン張っていきますか・・!!
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