4月25日から5月4日までヨーロッパに行ってきます。
オランダのアムステルダムで開かれるヨーロッパ肝臓学会(EASL)の
大会で早期肝がんの臨床像を発表するためです。
2009年早期肝がんの国際的コンセンサスが発表され
肝硬変の結節は、dysplastic nodele(異型結節)low grade,
high gradeとearly cancer(早期肝がん)と呼ぶことになり
早期肝がんは不明瞭な境界を持つ結節で、間質浸潤のある結節と
定義されましたが、欧米ではいまだに、very early cancerという
言葉がつかわれ、それを治療したりします。
2000年から2007年までのあいだ、659例の慢性肝疾患患者さんを
丁寧にフォローして115個の2cm以下の小肝癌をみつけましたが
早期肝がんはたった8個しかなく。典型的肝癌の変化するのに
0.8年から5.5年の時間があり、その間、ほとんど大きくなりませんし
転移することもありませんでした。


早期肝がんにはガンとしての性格はなく、経過を見てよいものでした。
日本でも、あいまいなまま治療されたりしていますが
本来なら、きちんとしたコンセンサスにもとづいて、どのように
あつかうか決めなければなりません。
一石を投じてきます。
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