毎日ブログをたくさんの方にご覧いただき、
ありがとうございます。
肝癌で、お問い合わせされる患者さんが多いのですが
きちんと情報を整理して送ってもらわないと、きちんとした
ご返事がかえせないことが多いのです。今の肝がんや転移性肝がんの
状態と肝機能や全身状態の情報は判断するのに不可欠です。
今日は、15年無再発の患者さんのお話します。
Bさんは、C型肝硬変で保険適応前にインターフェロンを使用し
C型肝炎は治っていましたが、7年後肝癌が発症しました。

vipの方で、できれば1度の治療でなおしたかったので、はじめて
門脈動脈同時塞栓療法しました。初めてでしたので、門脈の太い枝まで
油性造影剤リピオドールとエピルビシンの懸濁液を流し、末梢の栄養動脈を
ゼラチンスポンジ細片で完全に塞栓しました。
術後ALTは860まで上昇しましたが、2週間で正常化し、肝予備能は
まったく落ちませんでした。
その後、肝癌は再発せず15年たちました。Bさんはいまだご存命です。
この症例に触発されて、アンギオCTを導入して門脈動脈同時塞栓療法を
本格的に始めたのです。
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