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おはようございます。

ホワイトデーのおかえしというのは、意外と困ります。
一時は下着をプレゼントしていましたが、意外と不評なので
今回はお菓子にしました。

昨日の手術の患者さんは、C型肝炎ノキャリアーさんで
フォローのCTで、肝左葉に7mm位の小さな肝癌らしい結節が
見つかりました。
治療前
アンギオCTしますと、門脈造影下CT(CTAP)で黒くなり
動脈造影下CT(CTHA)で白くなります。

小さくても典型的な肝癌の様です。
シングルレベルダイナミックCTをしますと、やはり典型的な小肝癌でした。
いつものように門脈動脈同時塞栓療法をしました。
治療後

肝癌はどんなに小さく見つけても典型的な肝癌の方が多く、
多段階発がんを示唆する肝癌はかなり少ないのです。

2000年から2007年までの間、650例以上の慢性肝疾患の患者さんを
丁寧にフォローして、115個の2cm以下の小肝癌を見つけましたが、
107個はどんなに小さくても典型的な肝癌でした。

8個は早期肝がんでした、これらは多段階に0.8年から5.5年の経過で
典型的肝がんになりましたが、その間転移することもなく、ほとんど
増大もしませんでした。早期肝がんにはあまりガンとしての性質は
みられませんでした。

今でも、早期肝がんの治療はRFAが良いなどの報告がありますが
もともと治療の必要のないものなのです。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体