昨日の2例目の手術の患者さんは、大分から来られました
約1.5年前肝癌の切除を受け、間もなく再発、肺転移が
見られ、ネクサバール治療を受けていました。
肝内も肺転移も増大しますので、他の治療はできないのかと
主治医に質問すると、できないとの返事ばかりですので
私を訪ねてきました。
肺には、20個あまりの転移が見られ、肝内には沢山の
肝癌があります。まず肝内の肝癌を消してみましょう。
肺転移は、私の肝臓の治療で、縮小したり、消えたりする
こともありますが、それは期待しすぎですが、元のガンを
消さないと、話になりません。と説明しました。

アンギオCTしますと、肝内に無数の肝癌があります。
可及的に門脈動脈同時塞栓療法しました。これで肝内
のほとんどは消えますので、次は肺転移をどうするか
考えます。

なぜ漫然と、ネクサバールを続けるのでしょうか。
板野先生の持続動注療法でも効果が出そうですし、私の治療も
Cancerに2回も載っています。まだ50代の肝機能の良い患者さん
です。なんでもできそうに思います。
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