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おはようございます。

今週の水曜日、とても勉強になる患者さんを経験しました。

50代の女性で、胃痛で来院されました。
胃カメラで、胃角の良性の深い胃潰瘍と、胃体下部体湾前壁よりに
比較的早期のかなりはっきりした早期胃がんがありました。
胃カメラ 白矢印が良性の胃潰瘍で赤が早期胃がんです

組織はシグネットリングセルで、早く切除しなければなりません。
深さを知るために、胃透視をしました。
胃透視では胃潰瘍は描出できましたが早期がんはできませんでした

私の医院のレントゲン技師の本郷君は、30年の付き合いで
素晴らしいレントゲン技師で、透視の技術も素晴らしいのですが
胃潰瘍はだすことはできましたが、早期胃がんはだすことができませんでした。

ただ、充分に柔らかい胃ですので、少し浸潤はあっても
早期胃がんで切除すれば治ることは分かりました。

このように、胃透視検査では早期胃がんは検出することは
かなり難しいのです。治る早期胃がんを確実に見つけようと
思ったら、胃カメラ検査を1年に1回受けるべきです。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体