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おはようございます。

今日は、昨日紹介した患者さんの実際の治療を
紹介します。門脈腫瘍栓のため有効な治療ができない
とのことで、私のところに来られました。

アンギオCTしますと、やはり肝癌は1個で、右のRFAを
したところから、著名な動脈門脈シャント(APシャント)が
できており、門脈血流が逆流していました。
治療前

このままでは、門脈圧が異常に高いので、食道静脈瘤が破裂
したり、腹水の原因になったり、肝機能の悪化を招きます。

まずS4の肝癌を門脈動脈同塞栓療法施行しまして、
マイクロカテーテルを右のAPシャントの部分に進めて
コイルで塞栓しシャント血流を下げ、ゼラチンスポンジ細片で
塞栓し、APシャントを消しました。
治療後
APシャントの治療

後は、骨転移に放射線治療をしてもらいます。
肝癌の治療は、始めが肝心です。肝癌だと診断されたら
説明をよく聞き、他に治療方法はないのかきちんと調べましょう。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体