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おはようございます。
昨日も2例手術をし、5時間かかりました。

2例目は、切除後再発にTACE(肝動脈塞栓術)などの
治療を受けてきた患者さんが、慢性腎不全もあり
肝臓中に肝癌が広がりながらも、有効な治療ができず
当院に来られた患者さんでした。

CT 早期相
CTでわかりますように、TACEをされた肝癌
大きく局所再発をしています。TACEや外科切除を
しますと、肝臓の再生を促す因子、VEGFやHGFなどが
出現します。

これらは、肝癌が残っていると、ガンの増殖を
うながします。中途半端な治療は、ガンをかえって広げて
しまうのです。

ですから、ガンの治療は、できるかぎり完全にガンを
消す努力をしなければなりません。切除の際も
せめてアンギオCT位はして、肝癌の広がり診断を
きちんとして、切除範囲を決めなければなりませんし
TACEもできるかぎり、1回でガンを消さなければなりません。
DSA 出来る限り末梢までマイクロカテーテルを進めました
治療後CT
この患者さんには、腎機能のあるていどの悪化は避けられない
ことを説明し、可及的にすべての再発肝癌を門脈動脈同時塞栓療法を
しました。

患者さんはお元気で、食事もされました。
うまくいきそうです。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体