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おはようございます。
昨日も、忙しい外来でした。

この夏、ご夫婦で早期肺がんだったカップルを経験しました。
まず、50代の奥さんが、1年ぶりの定期健診をしました。
すると、胸部CTで、右の上肺に2cm位のスリガラス状の
胸膜をひっぱる影があり、さっそく呼吸器科におくりました。
胸写では存在が難しいです
胸部CT 高分解写真(奥様)

やはり、早期の腺癌でした。それを知ったご主人が念のための
検査を求めますので、胸部CT撮りますと右の下肺に
同じようなかげが有ります。同じ呼吸器科に送り、胸腔鏡手術
してもらいました。やはり早期腺癌でした。
胸部CT 高分解写真(ご主人)

お二人とも、治る確率が高いので、夫婦でお礼に来られました。
腺癌はこの時期に見つけないと、予後不良になります。
運の強いご夫婦です。

御存じのように、肺がんは癌死の1位ですが、腺癌、扁平上皮癌
大細胞がん、小細胞がんがあり、扁平上皮癌、大細胞がんは
喫煙と関係がありますが、他の二つは関係ありません。
奥さんは、煙草を吸いません。

肺がんは、早期に見つけないと予後が極めて悪くなります
1年に1度は胸部CTを撮りましょう!

さて、今日も手術があります。
ガン張っていきますか・・!!

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体