朝、昼の温度差が大きくなって風邪をひきやすい
季節になってきました。インフルエンザの予防注射も
始まりました。
昨日の外来に、昨年から、上腹部の激痛発作が3回起こり
その都度、市内のいくつかの有名病院に入院しましたが
原因がわかりませんでした。と言って一人のお年寄りが来られました。
さっそく、石を疑ってエコー、CTをしますと総胆管結石と
胆のう内の小結石がありました。

カメラで乳頭切開をして石を取り出せば、簡単に治ります。と説明し、
入院したけれど原因を突き止めることができなかった病院の一つに、
紹介状を持たせました。
最近の内科医の診断能力の低さには驚きました。
ほとんどの内科医は、早くから専門の医局に入局し、一部の専門には
少し詳しくなりますが、全体を診ることができません。そのうえ画像診断は
放射線科医まかせです。
日本の医療制度、専門医制度の弊害です。この患者さんは
石を疑いさえすれば、診断は容易です。
私は、臨床医として、広く患者さんを診て、診断を確かめる為に
手術に立ち会ったり、死後解剖させてもらいながら、
自分の専門分野の肝臓は、術後肝標本や解剖肝を、北九州で初めてのCT, MRを
撮り、どのようにみえるか確かめてきました。
おかげで、専門分野だけでなく、広い範囲でなんとか患者さんを
見ることができる自負が生まれました。
さて、今日も手術が2例あります。
ガン張っていきますか・・!!
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