昨日も2例手術があり、肝炎の講演会にも出席し
忙しい1日でした。
1例目はB型肝硬変、非代償期の患者さんで、ICG15 66%,
ビリルビン2mg/dl, アルブミン2.3g/dlで、肝癌発症5年目で
8回目の再発です。


肝S4に10mm大の肝癌の再発がありまして、マイクロカテーテルを
S4の末梢にすすめて、門脈動脈同時塞栓療法完全に施行しました。
これで再発肝癌は消えますし、2週間で退院し、ガンが無い生活を
送ってもらえます。
このような患者さんでは、アルブミンの補正が絶対に必要ですが
支払基金は、使用したアルブミンを必ずと言っていいほど減点して来ます。
保険で認められたアルブミンの補正療法無しでは、
非代償期肝硬変患者さんの肝癌治療はできません。
支払基金は、非代償期肝硬変患者さんは
ガンで死ぬことを願っているのでしょうか。命に係わる薬を
平気で減点してくる支払基金は、患者さんの敵と思います。
アルブミンは、血管の中に水分を保持する大事なタンパク質で
肝臓が作ります。侵襲のある肝臓の治療をする時は、アルブミンの
補正は必ず必要で、しなければ腹水など溜まり、命の危険がでます。
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