火曜日の2例目の手術の患者さんは、あやうく見落とすところでした。
B型肝硬変、肝がんの治療後、以前治療した左葉の肝癌の近くに
影がでて、アンギオCTしますと、胆汁廔でしたので食道静脈瘤の
EVLをしたという患者さんをしょうかいしましたが、順調でしたので
退院前にもう1度、CTを撮りますと、右葉に肝癌らしい影がありました。

あわてて、アンギオCTをみなおしますと、CTHAでそのあたりに
肝動脈の血流がありません。肝外から血流がきているようです。
急遽、2例目にいれて、調べますと、右横隔膜下動脈が
肝癌の栄養動脈で、右横隔膜下動脈の末梢にマイクロカテーテルを
進めて門脈動脈同時塞栓療法しました。


肝硬変がひどく、CTAP(門脈造影下CT)が役に立たなかったのも
一因でしたが、この大きさの肝癌が、肝外血管を栄養とすることは
稀で、危うく退院させるところでした。CTを念のため撮って良かった。
今日は3例手術をします。
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