


人には、体内時計があり、朝になると副腎皮質ホルモンが
出て、体内時計がオンとなり、活動性が活発になり、夕方には
副腎ホルモンが低値となり、活動性が落ち、暗くなると眠たくなり
寝てしまうというリズムがあります。これが体内時計です。
ヨーロッパとは10数時間の時差があり、このため時差ボケが
起こります。8ヶ月の4女は元気にイタリアから帰りましたが
夜眠れず典型的な時差ボケです。私は強引に酒を飲み、睡眠薬で
寝ましたので、比較的時差ボケは軽いようです。
今回のイタリアの学会で、
私の大恩師の奥田先生の功罪を感じました。
ヨーロッパでは、奥田先生の広めた多段階発がん説が金華玉条となり
Very early cancerの治療は、外科切除より、RFAが良いと有名な
Livraghi教授が発表されましたが、国際的コンセンサスで決まった
早期肝癌でさえ転移もせず、0.8年から5,5年の歳月で典型的肝癌に
なり、その間転移もせず。少し大きくなるものがあっただけでした。
ましてや、異型結節などは、全く無視してよいもので、治療の必要性は
ありません。RFAは、出血や臓器損傷で患者さんを死なせるリスクもあります。
ましては、外科切除など必要ありませんし、まともな外科医は切除しません。
私は、こんな馬鹿げた発表は意味がないと発言しました。
Livraghi先生は奥田先生を尊敬してくれてありがたい先生ですが
どのような学説もきちんとした検証が必要ですし、ガンでもないものを
治療される患者さんのことを考えると、嫌われながらも今後も
発現や論文発表を続けなければならないと痛感しました。
今日は患者さんが遠方から来院されますので今から行ってきます。
土曜日には手術が2例あります。
ガン張りますか!
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