昨日の手術は、広島から来られた巨大大腸がん肝転移の
患者さんが胆管閉塞で黄疸が出ており、先に胆管ドレナージ
ステント挿入術をしてもらうため、市内の病院に転院されましたので
1例となりましたが、とても勉強になりました。
C型慢性肝炎がインターフェロンで治癒して、4年目の患者さんの
フォローの年1回の造影CTで、肝左葉と右葉に2個の
小さな早期濃染結節があり、アンギオCTしました。
肝左葉の結節は、シングルレベルダイナミックCTで
コロナが見られ、肝癌と診断し、1.6Fr.ノマイクロカテーテルを
S3の枝にすすめ、門脈動脈同時塞栓療法しました。


右葉には、いくつかCTHAで白くなる小結節ありましたが
いずれもAPシャントで、経過を見ることにしました。

アンギオCTは、門脈血流、動脈血流を別々に観察でき
シングルレベルダイナミックCTで、動脈血流の血行動態を
動画で観察でき、肝癌をきちんと診断できますし
mm大の転移巣も見つけられ、とても重要な肝癌の検査です。
保険適応がないので、普及していませんが、これがないと
肝癌の的確な診断が難しいと思います。
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