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おはようございます。

昨日の外来に、以前ブログで紹介した、ネクサバールが
漫然と投与され、肺内に肝癌が浸潤増大し、耳下腺と皮下に
転移して、かなり大きくなった患者さんが来院されました。
治療は、肺内浸潤部(小児頭大)は、私の治療をして、転移部は
放射線治療をしましたが、PIVKAIIが8360から58に低下し
転移の縮小が著明でした。非常にお元気でした。

胸部CT 治療前後

今年60歳になる男性ですが、4年前、左のびまん型肝癌
私の治療と切除で完全に治療しましたが、昨年門脈腫瘍栓と
2個の肺転移が出現し、肝内には再発はありませんでしたので
門脈腫瘍栓を切除してもらいましたが、結果腫瘍栓は血栓でした。
肺転移にネクサバールが投与されましたが、効果無く
放射線治療をしましたところ、肺転移はほとんど消え
AFP490から5.6に低下しました。

肝癌放射線治療は、昔から行われて来ましたが
症例を選べば、劇的に効果を示します。肝内の肝癌にも
効果を示すこともありますが、広い範囲にはあてられません。
肝内は私の門脈動脈同時塞栓療法で消し、転移部が限局している時は
放射線治療が良いと思います。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体