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おはようございます。

アンギオCTは、肝臓に入る動脈と門脈を別々に検査でき
肝癌の質的診断、広がり診断にかかせませんが、保険適用が
無いため、あまり普及していません。

今日は、広がり診断にかかせない検査であることを紹介しますね。

この患者さんは、B型肝硬変肝癌の患者さんでこの5年間に
数回再発して、私の治療と外科切除で普通の生活を送っておられます。

3月のフォローのダイナミックCTで肝臓の背側に10mmの再発が
疑われ、アンギオCTしてみますと、4個の小肝癌が同時に再発していました。
ダイナミックCT 小さな再発巣が疑われました アンギオCT CTHA  4個の再発巣がありました

以前、ブログで紹介した佐賀から来られた患者さんも
ダイナミックCTでは、メインの肝癌しか検出できず
アンギオCTで小さな転移巣が広がっていることが分かりました。
ダイナミックCT メインの肝癌はわかります アンギオCT CTHA 小さな転移巣がたくさんあるのがわかります

両方ともに、DSAでも小さな病変は検出できませんでしたので
アンギオCTがなければ、正確な肝癌の広がり診断ができないことが
おわかりになると思います。

例えば、佐賀から来られた患者さんは切除されるかもしれません。
しかし、あまり意味のない治療になります。

このように、アンギオCTは、肝癌診断に欠かせない検査なのです。

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テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体