昨日の手術は難しい患者さん二人で、6時間近くかかり
大変でした。今日も身体がばりばりです。
2例目は、広島からこられた肝臓中にガンが広がった
患者さんの2回目の手術でした。
1回目、抗がん剤持続動注療法でだめになりかけた
肝動脈と右の横隔膜下動脈を治療し、AFP, 30000から
15000に下がりましたが、右にかなり残っていました。
血管探しをしますと、上腸間膜動脈の下膵動脈はコイルで
閉塞されていましたが、その横に肝臓に流れる副側血行路が
発達し、右の肝癌を栄養していました。


マイクロカテーテルをそこまで進めて、シスプラチン100mgで
門脈動脈同時塞栓療法を可及的にしましたが、膵臓の近くで
怖い怖い、思いをしながらの治療でした。

なんとか、膵炎はおこさずに済みそうです。これで今回の治療は
終わりですが、抗がん剤動注療法は、効く、効かないが
はっきりしている治療ですので、だらだらしないで、効果が
無いときは、早めにリザーバー留置をやめてほしいと思います。
大事な肝動脈をだめにし、無用な苦労が必要になります。
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