私の医院では、肝癌の手術の後、2週間目に
造影CTを撮り、治療が100%であることを確認してから
退院してもらうようにしています。
火曜日の2例目の手術は、その確認のCTで一部の肝癌が
残っていた患者さんでした。

肝臓の上の方の3cm強の肝癌といくつかの肝内転移巣を
治療しましたが、確認のCTでメインの肝癌の一部が残っている
ことにきづき、急遽2例目の手術としました。
治療した右葉は、完璧でした。左葉の血管は関係ありませんでした。
こういう場合、横隔膜下動脈が関係していることが多いのです。
案の定、右横隔膜下動脈が残存する肝癌の栄養動脈でした。


1.6Fr.のマイクロカテーテルを末梢まで進め、横隔膜下動脈の
枝を完全に門脈動脈同時塞栓療法しました。
これで、この肝癌は、完全に死にます。
TACEでも外科切除でも、治療後は、VEGFなど肝臓の再生を
促進する因子が増えます。これらは、ガンの増殖因子でも
ありますので、ガンを残しておくと、増殖が速くなります。
こういう場合も、私の治療は、すぐに治療でき完全に
ガンを消すことができますので、便利です。
なにごとも、きちんと確認することが重要です。
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